先生にキス〈5〉

「そ…それじゃあ、行ってらっしゃい…柊平。」


頬にキスをしようと顔を近付けると、柊平が突然、私の唇へとキスをした。


「なっ…なんで柊平が先にキスしてるの??」


いきなりのことで顔が赤くなる。



「ん?やっぱり幸歩の唇にキスしたかったから、俺からしちゃった。」


柊平は、お得意の意地悪な笑みを満面に浮かべる。


私だって、これから会社に行くっていうのに……


これじゃあ、ドキドキし過ぎて仕事にならない気がしてきたよ……。



< 130 / 336 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop