先生にキス〈5〉
「えっと……旅行のこと!どこに行こうかな…とか色々と考えてたの。」
「ふーん…。」
柊平にジーッと見られ、思わず目を泳がせる。
な…なんか、探られてる!?
「…まあいいや。俺も気にしてばかりじゃいけないよな。幸歩は、ちゃんと俺の傍に居るんだから。」
チュッと唇にキスをすると、着替えをしに部屋へと行ってしまった。
や…やっぱり、嘘だって分かっちゃったみたい…。
いつものことながら、鋭いな…。