先生にキス〈5〉
「そ…その話はいいから、持ち物を……」
「ちゃんと揃ってるじゃん。今、ここからサッと確認したけど、大丈夫。」
さり気なく確認してくれてたの!?
それなら…柊平も見てくれたことだし、準備はこれで終わりにしよっと。
「じゃあ、そろそろ寝ないと…。明日は旅行だし。」
立ち上がろうとしたけど、柊平にガッチリとお腹に手を回されていて立てない。
「いくらなんでも、まだ寝ないだろ?」
クルッと体を柊平の方へと向かされた。