先生にキス〈5〉

「おねえちゃん、ありがとう。」


「どういたしまして。お母さんと会えて良かったね。」


お互いニコニコしながら、手を振って別れた。


亜美ちゃんのお母さんは、姿が遠くなっても頭を下げていた。


本当、良かったな…。


ポツポツと雨が降り始めて来た中を急ぎ足で売場に向かう。


あれから時間経っちゃった……。


柊平、女性に囲まれてたけど解放されたかなぁ…?


まだ…だったりして。



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