先生にキス〈5〉

「幸歩がいなくなったことに、すぐに気付けなくてごめんな。明日は、ちゃんと傍に居るから…。」


「ありがとう…。」


柊平の温かい腕の中で、笑顔がこぼれていた。



この温もりには、何度となくホッとさせられてきた。


私の大切な居場所…。


ずっと離れたくないな…。

どんなことがあっても、離したくないよ…。



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