先生にキス〈5〉

「ちょっと、な…何言ってるの!周りに人がいるんだよ?」


ドキドキで赤くなった頬を手で押さえた。


「幸歩が自覚してくれないから仕方ないじゃん。今の表情ですら本当は他人には見せたくないんだからな?」


意地悪な笑みを浮かべる柊平に、顔は一層赤くなるばかり。


自覚って言われても、私だって、それなりに防御してるつもりなんだけどな…。


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