先生にキス〈5〉

チュッと軽くキスしたのを合図に、唇が何度も重なる。


手を絡ませあいながら、深く啄むようなキスを繰り返されて、鼓動が一気に早くなった。


「幸歩、誘ってんの?」


頬にキスされた私は、フルフルと首を横に振った。


「さ…誘ってるわけじゃないってば…。」


視線を逸らそうと顔を横に向けると、柊平のフッと笑う声が聞こえてきた。



「そんな可愛い表情で言われても、否定に聞こえないな…。」


突然、柊平の手が頬に触れて、ビクッと反応してしまった。



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