先生にキス〈5〉

そして、迎えた朝…。


私が目を開けると、柊平にシッカリと抱きしめられたままだった。


「幸歩…おはよ。」


柊平は、ふぁ…っと欠伸をした後、ニッコリと笑顔を見せてくれた。


「おはよ…柊平…。あの…ごめんなさい…。私がずっと話してたから眠れなかったよね…?」


「それは幸歩も同じだろ?まだ熱もあるみたいだし、今日もゆっくり休んだ方がいいよ…。」


柊平は私の唇にキスを落とすと、ベッドから起き上がり、学校に行く支度を始めた。



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