先生にキス〈5〉

今日も外は寒そう…ということで、シチューを作っていると…



コトッと何か物音がして、後ろに振り向こうかと思った時には既に後ろから伸びてきた手に抱きしめられていた。




「その体で何で料理作ってるんだよ…。無理するな…。」


柊平の低い声にドキッとなってしまった。


「おかえりなさい、柊平…。気配、なかったからビックリしちゃった…。」


「幸歩が寝てたら起こすかもしれないと思って静かに入って来たんだよ…。それより、熱は?具合は大丈夫なのか?」


柊平はクルリと私の体を向き合わせると、ピトッとおでこに手を触れた。



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