先生にキス〈5〉

「幸歩と二人で食事するのが、すごく久しぶりに感じる…。」


シチューが出来上がり、テーブルへと運ぶと、柊平が嬉しそうな顔をしながらソファーに座った。


「やっぱり一緒に食べるのっていいね…。」


私も隣に座って、湯気の立ち上るシチューを見ながら笑みを浮かべた。


昨日の、あの沈んでた気持ちが嘘みたい…。



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