先生にキス〈5〉

柊平が一緒に手伝ってくれた夕食の片付けも一段落して、二人で再びソファーに座った。


ピッタリと体を触れ合わせながら、柊平は私の手をギュッと握りしめた。


「あのさ…今日、学校で会ってきた…。」


「えっ…?」


「幸歩に手紙を渡した女子生徒に会って、色々と話をしてきたんだ…。」


反射的にビクリと体が震えてしまった。



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