先生にキス〈5〉
「せっかく土曜日で天気もよさそうだし…二人でどこか行って来ようか?」
柊平はカーテンに手を伸ばして少し開けた。
さっきよりも、眩しい光が部屋に零れて明るく照らす。
「…そうだね。風邪もスッカリ良くなったし、行こうかな…。」
カーテンの隙間から見える青空を見上げた。
「んじゃ、決まりだな。」
抱きしめていた手をゆっくり離して、起き上がる柊平。
それに続いて、私もベッドから体を起こした。