先生にキス〈5〉

――――――…‥
――――…‥


「それじゃあ、とりあえず学校に行ってくるからな。」


「うん。頑張ってね…。」

二人で朝食を終えた後、私は玄関先で柊平のお見送り。


柊平は、真っ白なワイシャツの上から軽やかにダークグレーのブレザーを羽織った。


「幸歩との楽しい午後からの時間を目指して頑張ってくるからな。待ち合わせ場所は駅前で良かったよな?」


「うん。駅前の大きな時計の下で待ってるからね…。」


「分かった。終わったら直ぐに行くから、俺以外の男に話しかけられても無視しろよ?」


柊平にポンポンと頭を撫でられた。



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