先生にキス〈5〉

「うそっ……梗子!?」


目を大きく見開いている私を、梗子はニコニコしながら見ている。


「私、後ろから声掛けられた時、誰かと思ったよ…。」


「ごめん、ごめん…!最初から“幸歩”って呼んだら、すぐに私だってバレると思って、わざと言い方変えてみちゃった!」


別にバレたっていいのに…。


なんか…相変わらずな感じだなぁ…梗子。


高校の頃と…あまり変わってない気がする…。



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