先生にキス〈5〉

淡い恋心


「きゃっ!な、何!?」


突然のことでパニックになる。


この手……
柊平じゃない…。


誰……??


不安な気持ちが心を占めた。


「そんなに驚くなよ…。」

後ろからフッと笑う声と共に聞こえてきた言葉。


こ、この声は……


心当たりのある人物を頭に浮かべていると、目を覆っていた手が離れる。


後ろを振り向いた私の目に映ったのは、まさにその人だった。




「宇堂さん……。」



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