先生にキス〈5〉

「大丈夫だよ、案外こういう会話って聞かれてないから。」


「そっ…そうかなぁ…?意外と聞かれたりしてるかもしれないよ?」


すぐ後ろを人が通っていくわけだし…


あんまり“襲う”なんて言葉…、街中で使う人はいないだろうから、目立ちそう…。


「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。ただ……」


「えっ……何ですか?」


ニヤッと笑う柊平は、私の後ろにまわると、ギュッと抱きしめた。



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