先生にキス〈5〉
「幸歩のウェディングドレス姿……、早く見たいなぁ…俺。」
柊平はウェディングドレスへと視線を向けた。
そっ……そっか。
ちょっと話題がそれたけど、もとはウェディングドレスを見てたんだった…。
私も、一緒に見ていると…
「幸歩、ドレス見終わったらさ……どこか喫茶店に入らないか…?俺…ちょっとお腹すいたかも…。」
柊平が私の肩に顎をポンとのせた。
朝、バタバタしちゃったもんね……。
「そうだね。どこか、お店に入ろっか…!」
私はニコッと笑った。
そういえば、私も…お腹すいたなぁ…。