先生にキス〈5〉

「俺たち、結婚…しただろ?」


「うん…。」


まだ話の内容が分からないため、ちょっと首を傾げながら頷く。


「行かない?」


「へ…?」



柊平は私の手をギュッと少し強く握った。




「結婚した記念…っていうか、お祝い…でさ、俺と幸歩で、どこか旅行に行って来ないか?」



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