先生にキス〈5〉

「えぇっ!!!」


突如、店内に響いた私の声に、店員さんもお客さんも一斉に私たちのテーブルへと視線を注ぐ。


何事かとビックリした表情で見つめられ、私は慌てて手で顔を覆った。


もう〜!
柊平があんなこと言うからだよ〜!!


正確には口パクだけど…
声には出してないけどさぁ……



“お風呂”って……


そういう言葉は…
お願いは……



帰ってから言ってほしいよ…。



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