先生にキス〈5〉

「おいで?幸歩…。」


玄関で手を差し伸べてくれる柊平にキュンとしながら手を握った。



温かい柊平の手…。
全てをフンワリと包みこんでくれる優しい笑顔…。



柊平の傍に居られたら…それ以外、何もいらない…。


そう思えるの…。


柊平の手をギュッと少し強く握りしめて、私たちは家を出た。



< 7 / 336 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop