先生にキス〈5〉

「あの…また月曜日から宜しくお願いします…。」



「こちらこそ。また宜しくな。幸歩…。」



えっ!?
ちょっ……ちょっと待って?


宇堂さん、今……
名前、呼びませんでした?


最後…小さい声で聴き取りにくかったけど、私の名前…だったよね…?


な…なんでいきなり??



ポカンとハテナマークを浮かべる私をよそに、宇堂さんは手を振ってお店から出ていってしまった。



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