鏡の中の君~君の温もりはココにある~
思いがけない呟きだった
からか、
今さっきまでの倉持君と少し違ったせいか、
私は奇妙な声をあげてしまった。

「お世辞じゃないって?」

「笑ちゃんの事が可愛い
って事。」

えっえっえ……?


言われ慣れてない私は、戸惑うばかりで

「準備。準備。」

動揺まるだしで倉持君の言葉が聞こえなかったふりをして、ドアにむかった。


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