Christmas Song
12月27日
『まじで信じらんねぇ』
リビングのソファーでふて腐れてる愛しい人。
「だから、ごめんねって言ってるじゃない」
『…』
あぁーこれはしばらく治らないな。
ことの発端は、お互いの両親に挨拶をした場でのこと。
紘貴が前もって、私の両親に連絡を入れ、プロポーズをされた次の日の今日に顔合わせの場を設けていた。
それには私もビックリした。
私の親は反対もせず、彼ならと優しく見守ると言っていた。
彼の親は何だか積極的だった。
いつになったら身を固めるのか悩んでいたらしい。
まあその場は和やかに進んでいた。
だけど、お義母さまの一言から始まった。