Christmas Song
12月22日
泣き疲れ、いつのまにか寝てしまってたらしい。
起きたのは、夜が明けたばかりの時だった。
服も化粧もそのままだった私は、お風呂場に行った。
お風呂場にある鏡に写る私は、酷いものだった。
化粧は落ちて、肌はボロボロ。
そんな姿に、少し笑ってしまった。
シャワーを浴び、体中を洗う。
また少し涙が出てきてしまった。
早くケジメをつけなきゃ。
けど今だけは、弱いままでいたい。
お風呂から上がり、仕事へ行く仕度をする。
さっきよりまだマシな顔に化粧をしていき、服を着る。
心は晴れないけど、仕事は休めない。
失恋なんて関係ないんだ、社会は。
気合いを入れ、いつもより20分も早く家を出た。