私は恋をしていいですか?



そんな沈黙を破ったのは駿祐君だった。





「妃芽さんは今日で高校生ですよね?……彼氏は作るんですか?」



俯いたまま私に静かに聞く




「……作らないよ。私は康ちゃん以外好きにならないって決めたから」





それが私の精一杯の愛し方……





康ちゃん以外の人を好きになるなんて、絶対にないよ…………






だって私には康ちゃんがいるもん………。








< 5 / 111 >

この作品をシェア

pagetop