星のカケラ
文化祭
ハロウィン喫茶
九月の終わり頃に水島が転校してきて、随分たった。
今は、十月始め。
クラスはそろそろ始まる文化祭について話し合っている。
何をしようが俺には関係ない…。
またサボればいい。
騒がしいのは嫌いなんで…。
俺は、机に突っ伏して寝る。
…だが、前と横。斜め後ろの奴らがそれを許さない。
「オイ!拓真!起きろよ!」
「拓真!何寝てんの!」
「遠野、少しはクラス行事に参加しろ。」
…俺が寝ているとすぐ、こうやって起こされる。
最近、本当にウンザリする。
不機嫌丸出しの顔を机から上げる。
「うわぁ~。いつもながら拓真君ってば寝起き悪いねぇ~。」
ちゃかす透を軽く睨む。
「……調子に乗りすぎました。ごめんなさい。」