星のカケラ
俺はこの三人に逆らいきれなかった。

「ハァ…。」

誰にも聞こえないようにため息をついた。

面倒くさい事になったな…。

「準備は明日からだってよ!」

「楽しみだねぇ!梨華、一緒に準備しようね!」

「えぇ。いいわ。」

「やったぁ!」

「ねぇ、沙夜ちゃん!俺は?俺は!?」

「お前とは嫌だ。」

「俺は沙夜ちゃんに聞いてるの!佐伯じゃないの!」

「うるさい。サル。」

「ウキー!!」

楽しそうにしてるコイツらを見てると、たまには面倒くさいのもいいかなと思ってしまう。

コイツらと一緒にいると、なぜか安心する。

面倒くさい事も多々あるが…。

まぁ、適当に頑張るか…。

そんなことを考えつつ、佐伯が透をリンチしているのを見ていた。
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