星のカケラ
「異存がないなら、これで文化祭での出し物決めを終わりたいと思います。」

みんなそれぞれに返事をする。

「では、準備は明日から始めます。」

委員長さんがそう言って出し物決めは終わった。

その後は、ホームルームをして学校は終わり、俺はすぐに教室を出た。

後から透がついて来る。

「待てよ、拓真!」

俺は無視して歩き続ける。

「教室出るの早すぎ…。」

そう文句を言いながら俺の隣りまで走って来た。

「明日からいよいよ準備だな!頑張ろうぜ!」

「…お前だけでよろしく。」

そんな会話をしながら帰る。

帰りは帰りで、また朝と同じように知らない女子が挨拶してくる。

…全て無視する。

「本当にお前モテるよなぁ…。まぁ、お前顔いいしな。」

「俺の知ったことじゃ無い。」
< 15 / 24 >

この作品をシェア

pagetop