学園王子は俺様で甘々
やっと放課後…。
また、女子に睨まれたし!
このパターン、前もあった!
まえは祐希のせいで!
なんて思いながら、祐希を待っていると
「…なにしてんの?
愛美」
「え、隼人!
ああ、祐希まってんの」
「祐希って…
桜坂祐希?」
「なんで知ってんの?」
「だってあいつ昔「愛美さん」
隼人の声を遮ったのは、祐希の声。
「愛美さん
この人は?」
うーん、やっぱりこの王子様スマイルのときは鳥肌たつなぁ。
あたしと二人のときは俺様だし。
「愛美さん!」
「へ?ああ、隼人はあたしの幼なじみだよ」
「え、隼人って…
中原隼人ですか?」
「うん」
な、なんで二人とも、お互いのこと知ってんの!?