モノ・クロ
ジリジリと俺の方へ歩みよってきた。
「おっおい・・・。」
ついに女は顔の目の前に・・・。
女は俺よりぐんと背が高いので俺は見上げる形になった。
女がついに口を開いた。
「もういたずらなんてしません!」
・・・は?
「いやお前何「もういたずらなんてしません!!」
まだ幼い俺には何言ってるのかさっぱりだった。
「あ~えっと分かったから・・・じゃあ俺達帰「もういたずらなんてしません!って言えって言ってるでしょ!!」
女のものすごい気迫にたじたじになった。
こえぇ~!?
俺の母ちゃんよりこえぇえ!
俺は震えながら
「もういたずらなんてしません・・・。」
「よし!!」
女は満足した満面の笑みを浮かべてこの場を去っていった。
なんだったんだあの女・・・。
もう二度と会いたくねえ・・・。