モノ・クロ
「風宮さんは何か良い案ある?」
それまで黙々とキーボードを叩いていた手が止まった。
「わ…私は。」
なぜか俯いて口をもごもごさせる風宮さん。
何言ってるか全く分からない。
「私は…こ「告白!!中学3年生の主張が言いと思いまぁーす!!」
風宮さんが何か言いかけたところを中村さんが割り込んだ。
告白か…。
「中村、お前しゃべるな。今は麗さんが話そうと…。」
「なによぉー!!麗さんが全てじゃないんだからねぇー!!」
「うわ、自己中この世から消滅すればいいのに。」
「あー!!言ったなぁー!!」
…うるさい。