リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『純愛』・4
そして鼻をつまみ、唇を奪う。

「うっうんん…」

やがて息苦しさを感じてきたんだろう。

アイツの顔が苦しげに歪んできた。

それでも深く口付ける。

「んっんんんっ!」

両手足がバタバタを布団を叩き、やがてアタシの両肩を掴んで押した。

「ぷはっ! はあっ、はあっ…」

「…おはよう。良い目覚めの仕方ね」

「うっ…。おは、よ」

息を切らせていたけれど、アタシを見て、おびえたように体を小さくする。

「なんか、おこって…る?」

「もちろん。アレ、は何?」

アタシは無残な姿の目覚ましを指さした。
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