番外編

オマケみたいな話(作者の苦悩を代弁する)

「おい、久遠の話が途中だし、イヴァンとの戦いの前じゃないか」

赤坂御堂学園の学生服を着た俺は周囲を見渡した。

俺というのは、葉桜丞なんだけどな。

周囲には何人かの男と女が座っている。

俺は確か、死ぬかもしれない境地に立っていたよな。

何か、腑抜けた世界にきちまったぜ。

というか、作者の学園物をやりたいという勝手な都合により飛ばされたんだけどな。

「学園物ならとっくの昔にやってるだろ。何が不満なんだよ?」

作者に聞いてみるが返事はなし。

独り言話してるみたいで、結構痛手を負ってるんだけど。

多分あれだ、シリアス展開とライブ感が続きすぎて頭が破裂しそうなんだよ。

作者は引き出しが少ないからな。

もう、継ぎ接ぎがほつれちゃってるしな。

「王子様」

「ロベリア」

赤坂のブレザーをきたロベリアが立っている。

「可愛いなあ。転校生みたいだ」

「王子様と同じ世界に立てた事が幸せです」

作者の事はさておき、ロベリアは可愛い。

でも、千鶴、美咲とキャラ被ってるっていうのは口が裂けてもいえないけどな。

そう、見た目が違えば全て丸く収まるんだよ。

それが現実逃避でもな。
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