リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『純愛』・5
『純愛』・5
好きだと気付いたのは、ほんの些細なことでした。
高校に入ってすぐ、部活紹介の時に先輩を一目見て、
(あっ、好き)
と思ったのが始まりでした。
笑顔がとても優しかったから。
語る言葉もとても柔らかかったから。
だから彼を追うようにして、生徒会へ入りました。
生徒会は多忙を極めていて、とても忙しくもやりがいのある仕事ばかりです。
先輩はどんな時でも笑顔を崩しません。
いつでも優しく微笑んで、怒鳴ったり怒ったりは絶対にしない人でした。
成績も優秀で、人望も厚く、カッコ良い人。
だからライバル…と言うか、わたしと同じように先輩を好きになる女の子はたくさんいました。
けれどどのコとも、先輩は付き合いませんでした。
…そのことに、ほっとしている自分が嫌いです。
高校に入ってすぐ、部活紹介の時に先輩を一目見て、
(あっ、好き)
と思ったのが始まりでした。
笑顔がとても優しかったから。
語る言葉もとても柔らかかったから。
だから彼を追うようにして、生徒会へ入りました。
生徒会は多忙を極めていて、とても忙しくもやりがいのある仕事ばかりです。
先輩はどんな時でも笑顔を崩しません。
いつでも優しく微笑んで、怒鳴ったり怒ったりは絶対にしない人でした。
成績も優秀で、人望も厚く、カッコ良い人。
だからライバル…と言うか、わたしと同じように先輩を好きになる女の子はたくさんいました。
けれどどのコとも、先輩は付き合いませんでした。
…そのことに、ほっとしている自分が嫌いです。