リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・2(中学生)
顔から流れる汗を、アタシはタオルで拭いてあげる。

「さんきゅっ」

そうすると、本当に嬉しそうに笑うから。

思わずアタシも笑顔になってしまう。

「いえいえ、マネージャーの仕事ですから」

「彼女の仕事、でもあるだろう?」

そう言って汗だくの体で抱きついてくる。

「きゃあっ!? ちょっ、汗臭い!」

「ヒッデーな。彼氏の匂いだろ?」

「そういう問題じゃっない~!」

慌てて押しのけようとしても、彼の体はビクともしない。

…いつの間に、こんなにたくましくなったんだろう?

小学生の頃はほとんどアタシと変わらなかった彼の体。

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