リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・2(中学生)
「ひっでーな。まっ、確かにそれもあるかな」

そう言って、角度を変えてキスをしてくる。

「んっんんっ…」

彼のキスは好き。

翻弄されることが分かっていても、離れられない。

離れたくない。

だから唇が離れると、さみしくて思わず彼に抱きついてしまう。

「『汗臭い』んじゃなかったのか?」

「…今なら良いわ。後でスプレー、いっぱいかけるから」

「なら、オレにも貸してくれよ」

「良いケド…女の子向けだけど?」

「別に良い。お前と同じ匂いになるんだろう? 恋人らしいじゃねーか」

まあ…一理あるな。
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