きいろいアヒル
3・It became your teacher
やっとのことで学校に着き、教室の自分の席に着いた。
窓から数えて2列目の、前から5番目の位置。
くじ引きで決まった席。
……ふと見れば。
左隣の席の沢原くん。
朝なのに、お弁当広げだしていた。
ランチタイムは5時間も後よ、と私は心の中で呟く。
私が何か声をかけようとすると、すぐに彼の周りには人が集まってきた。
「なんだよ、またかよ、陵。早弁にしても、早すぎるぜ」
「朝から教室ん中、弁当の匂い充満してるし」
すると沢原くんは、口をもぐもぐさせながら答えた。
「これは俺の朝ごはんだ」
そういう彼の口元には、ごはんつぶ。……可愛らしい。
ちゃんとした、彩りの綺麗なお弁当だ。
赤い野菜、緑の野菜、そしてハンバーグ。
お母さんの手作りかな?
窓から数えて2列目の、前から5番目の位置。
くじ引きで決まった席。
……ふと見れば。
左隣の席の沢原くん。
朝なのに、お弁当広げだしていた。
ランチタイムは5時間も後よ、と私は心の中で呟く。
私が何か声をかけようとすると、すぐに彼の周りには人が集まってきた。
「なんだよ、またかよ、陵。早弁にしても、早すぎるぜ」
「朝から教室ん中、弁当の匂い充満してるし」
すると沢原くんは、口をもぐもぐさせながら答えた。
「これは俺の朝ごはんだ」
そういう彼の口元には、ごはんつぶ。……可愛らしい。
ちゃんとした、彩りの綺麗なお弁当だ。
赤い野菜、緑の野菜、そしてハンバーグ。
お母さんの手作りかな?