きいろいアヒル
今。



この瞬間。



リョウから、沢原くんへと。



―――想いが逆転してしまった――。



沢原くんが、好き……。
 


私は彼の横顔を見ながら、そう思った刹那。



ガラッ! !



と、教室のドアが開いた。


私も沢原くんも驚いて、ドアの方を見た。



……ギョッ! “鬼”!



鬼教師こと、田中先生だった。
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