君と一緒に見た夢
「…、思ったけど、
やっぱやめ。」
「えー!!!何それ!!!!
散々期待させといて!!」
「それより、お前
本気で遅刻すんぞ。」
「え゛?」
私は時計を見た。
8時15分…。
「や、やばー!!!
お母さん、言ってよ!!!」
「長話してたあんたが悪い。」
「ひ、ひどー。
朝ごはんいらない!!
行ってきます!!!!」
「ちょ、美里ー!!!」
私はお母さんの怒鳴り声を
背中に背負い、
家を飛び出した。