みつめていた。
「広・・・」
ここどれくらいの面積なんだ?
「なんで・・・」
俺の目の前にいる彼女は驚いた顔をして俺を見る。
「来ちゃった」
俺は彼女が通う大学の玄関にいた。
理由は彼女の待ち伏せ。
宏太に電話をして彼女が通う大学を聞き出した。
「来ちゃったって・・・」
彼女は俺がいることにすごい動揺していた。
「昨日話してる途中だったから来た」
「・・・話すことなんてない」
「俺はあるもん」
俺は強行突破することにした。
「晴子ちゃん、ちょっとでもいいから毎日俺を思い出して」
「・・・」
「晴子ちゃんが望めばいつでも晴子ちゃんの元に行く」
「・・・」
「晴子ちゃんを毎日笑顔にしてみせる」
伝わってくれ・・・俺の気持ち。
「だから、まずは友達として晴子ちゃんの側にいていい?
つーか、いるから」
初めてこんなに誰かを欲しいと思った。
初めてこんなに誰かの笑顔がみたいと思った。
「・・・友達としてよろしくお願いします」
それはすべて彼女だけへの気持ち・・・。
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