みつめていた。


ピッピピピッピピピ


ピッピピピッカチャ



「うーん・・・ハァ」


ガバッ


目覚ましを止めるのに10分。

布団から出るのに20分。



計30分、あたしが朝に目が覚めるまでに掛かる時間だ。



「うーん・・・今日も頑張るか」


気合いを入れて、まずするのは新聞を取りにポストへ向かう。



ポストの中に入っている新聞を取り、またポストの中を覗く。


「ウフフフ」


つい、笑ってしまう。


ポストの中には1つのメモ用紙。


メモ用紙を開くと、『ここに来るな!』と書かれていた。



毎回、毎回、お疲れ様だね。



あたしはそのメモ用紙と新聞を持って家の中に入った。



新聞をテーブルの上に置き、メモ用紙は大切にタンスに入れると朝食の用意を始めた。



もう少しで朝食ができそうな時間になると、いつもちょうど良く起きてくる







あたしの愛しい旦那様。



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