みつめていた。

「ンファ・・・おはよう」


「ウフフフ、おはよう」


「眠い・・・って、また新聞取りに行っただろ」


「行ったよ」


「だから、行くなって書いてただろ。春になっても、まだ朝は寒いから、




朝の外はお腹の子に悪いだろ、晴子」


信はあたしを説教しながらテーブルの席に着いた。


「ハァ・・・なん度も言うけど大丈夫だって。外に出るなんてたった一瞬だよ?」


ポストなんて玄関から出て5歩の距離だよ?


信は心配しすぎだ。



「なにかあったら遅いんだぞ」


そう言って信は朝食に手をつける。


これは、親バカな人になりそうだな・・・。



予想出来すぎて少し笑えた。


「なんだよ、笑うなよ」


「ウフフフ。はいはい」


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