みつめていた。
「チーちゃん」
「ヒャヒャヒャ」
「可愛え~」
千愛は、あたしの病室に移った。
今は横で、信が抱いている。
「マジヤバイ」
信は千愛の可愛さにメロメロ。
「あたしにもチーちゃんを抱かしてよ」
「今ダメ。俺がチーちゃんを抱くの。なぁ、チーちゃん」
「ヒャヒャヒャ」
千愛は信の胸で笑っている。
「マジ可愛い。千愛に出会えて良かった」
「ウフフ。千愛に出会えたのは必然だよ」
「え?必然?」
「うん」
あたしだけが知っている、千愛との必然。
「ねぇ、チーちゃん」
「ヒャヒャヒャ」
あなたが大人になるまで、あたしたちはずっと守っていくよ。
あなたがずっと笑っていられるように。
「信は親バカになりそうだね」
「こんな可愛いチーちゃんの為なら親バカになれる」
チーちゃん。
こんな、あたしたちだけど、これからよろしくね。
「千愛、愛してるよ」
『必然』
-END-