みつめていた。
「なに考えてるって、これは男のロマンだ」
信は勝ち誇った様に笑った。
「なんでエラそうに言ってんのよっ!」
男は分からない生き物だ・・・。
「まぁ、そんなことよりリカちゃんどうするんだよ」
「そうだね・・・」
もうリカちゃん3代目だしな・・・。
「また買うか?」
「うーん・・・4代目を買うの?」
「それもな―・・・」
2人で考えてると、いきなり千愛が起きた。
「ママ・・・パパ・・・」
「チーちゃん、どうしたの?
「チーちゃんね、もうリカちゃんいいや」
「「へ?」」
あたしと信の声がハモった。
「チーちゃんにはね、もうちょっとで弟ができるのっ」
「「へ?」」
またまたハモる。
「今さっきね、夢でね、パパとママとチーちゃんとね、チーちゃんの弟4人で手を繋いで笑っている夢を見たの」
千愛は目をキラキラして夢の話をしてくれた。