ありったけの愛を込めて
中谷先生はスラッとしていてとにかく美人で、優しくてあたしも大好きな先生
「えっほんとですか?楽しかったですよね」
生徒達の間ではこの2人はあやしいって言われてる
うん
あたしもあやしいと思う
だって今わざわざその話する必要ないじゃない
「林先生と中谷先生ってよく遊ぶの?」
2人の会話に少しでも入りたくて聞いた
「うーん。そうだな結構遊ぶかもね」
遊ぶんだ……
てゆーかほんとに付き合ってるんじゃないの?
2人はあたしの全く知らない話で盛り上がり始めた
その光景を見ていると
なぜだか泣きそうになった
手を伸ばせば先生に触れられる距離なのに、先生たちとあたしの間に大きい壁があるみたい
なんか、なんかすごい嫌だ
「あ、あたし宿題してなかったかも!じゃあね!先生」