ありったけの愛を込めて
そんな事を言っていると、だんだん教室に生徒が増えてきたから私達は、先生の話をすることができなくなった
広まるのは嫌だし
それは一番先生が困るもん
分かってるんだよ
先生に恋する事は先生を困らせるって
でも、もう止まんないんだよ
「ぃこ!由依子!」
「ふほぃ!!」
呼ばれてたの全然気づかなかったよ〜
どういう状況か分かっていないあたしの前には最恐の笑顔の塾長
わ………やばい
「お前なぁ……毎回毎回ぼーっとしすぎじゃ!」
「はいぃ。すいません」
その瞬間塾長はフッと笑った
何……?
かなり恐いんですけど
「まぁえぇわ。今から前に受けた模試返す。ちなみにこの模試の結果が合宿のクラス分けの元になってるから」