あなたがくれたクローバー
クローバー
別れ
あれから、みんなで写真を撮って、それぞれ解散となった。
「あ〜それにしても今日は大変だったな〜」
「そうだね?」
お母さんは、遅くなるため先に帰ってもらった。
それで、甲斐が危ないからということで家まで送ってくれることになった。
「今日は本当ありがとうね?」
「はっ!?俺なんもしてないし!」
「はいはい!……」
「どした?急に立ち止まって…」
「ペンダントが…ない……」
「えっ!?」
「甲斐からもらったクローバーの…ずっと付けてたのに…」
「なくした?まぁ、しょうがねぇ〜な〜取れたんだろ?安物だっし!また、買ってやるよ!」
それじゃ意味がない…
「ごめん!会場まで行ってみる!送ってくれてありがとう!」
私は、甲斐を置いて走ってコンテストの会場に向かった。
通った道を確かめながら、いつまではあったか、思い出す。
発表前には、まだあったから…
発表後…?