あなたがくれたクローバー



私は、その指輪をはめて、手紙を読もうとした。



手紙だけは、何故か読んでも許されるような気がした。



美紗へ
コンテストお疲れ!
俺、美紗の考えた歌詞を見た時思ったんだ…
美紗は、強くなったって…
この指輪は、今日言った日まで、ずっと俺だけの女という証。
多分、これから辛いこと、苦しいこと、悲しいこと色々あると思う…
でも、絶対前見て進め!
現実は、現実なんだ…
いつかは、受け止めなきゃいけないんだ…
だから、休んでもいいし、ゆっくりでもいいから、ちゃんと自分の足で歩き出せ!
お前は…美紗は1人じゃないんだから!





ポロ


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