あなたがくれたクローバー

勇気




ガラッ



「よかった……」



教室に戻った私は、まだ由紀が来てなかったことにほっとした。




………………。





私以外の子って……
親と喧嘩するのかな……?


由紀を待ちながら、そんなことを考えていた。



消えない左手首のリスカの跡。


どうしたらいいんだろ………



ガラッ




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