あなたがくれたクローバー
「何!?」
「いや…あんたさ…さっき屋上で泣いてたろ?」
ドキッ
「はっ!?泣いてないし!てか、離せよ!!」
さっきのことを見られてたと思うと急に恥ずかしくなった。
「じゃあね!」
城塚甲斐の腕を振りほどき走って体育館に向かった。
なんで見られてんの!?
もしかして…
屋上にいた!?
……………。
フッ
「面白いヤツ……」
ねぇ?
甲斐?
全ては、ここからだったね?
ここが、全てのスタートラインだったのかもね?